ん～。

いいレースも悪いレースもあったけど、一番は2011年のスーパーGT最終戦の茂木かな。
スーパーGTで初めてチャンピオンを取ったレースだし、一年間の戦いの締めくくりだった。
とにかく僕らがチャンピオンを取るには勝つこと。

予選トップ。
スタートは僕が担当してトップでバトンを渡して。
相方の谷口選手がぶっちぎりトップで帰ってきてくれてチャンピオンを取ったレースでした。

最後の数周は見ていて本当に長かった。
一つ一つのコーナーがこんなに時間がかかるのかってくらい。
そして、最終ラップ、最終コーナーを立ち上がってくる姿を見たときは、全てのものが吹き飛んだ感覚でした。
凄いプレッシャーだったからね。
ゴールして、谷口選手と抱き合った時に言われた一言。

「ありがとう」

この言葉で一年間戦い終わったんだって思うことが出来ました。
あのときの感覚は死ぬまで忘れないと思います。